高知家の女性しごと応援室通信

経験が次につながると信じて

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こんにちは。高知家の女性しごと応援室2年目の相談員の井上です。

若い頃、何も進路が決まらず学校を卒業し、先行き不安な気持ちをひとりで抱えていました。

新聞広告から求人を探し自ら電話をかけ、何度電話がつながる前に切ったことか…あの時、応援室があればどんなに心強かっただろうと思います。今、「高知家の女性しごと応援室」で就労支援に携わることで、相談者の一人ひとりが自分らしく活躍できるように、一歩踏み出すお手伝いができればと思っています。

キャリアコンサルタントになったのは、義母の化粧品販売を手伝っていた時に出会った方から、「就労支援事業所でも求人がある、この仕事が向いているのではないか」と声をかけていただいたことが始まりです。体験講習企業開拓員として採用され、キャリアコンサルタントという職業を初めて知りました。求職者の方と関わりが多いことから、資格を取得しようと考えました。

これまでを振り返ると、

学力や資格のなかった私は、知らない、やったことない、苦手で逃げたい事に直面することが多々ありましたが、それでも、悩みながらも目の前の「いろいろなこと」をできる事からやってみることで進んできました。その経験が次の仕事に、また次の仕事にとつながっていきました。

高校卒業後、百貨店の進物菓子店に就職し17年間、接客業の仕事をしていました。結婚を機に家庭環境の変化(育児、介護、子育て等)に伴い転職等を余儀なくされ、その後104の番号案内、化粧品販売補助、クリーニング店、就労支援企業開拓員、需給調整事業相談員、健康フィットネスのコーチなど全く違う職種に飛び込んでいきました。

どの仕事も最初は不安だらけ。それでも「やってみよう」と一歩踏み出したことで、自分の可能性が広がっていったのを何度も実感してきました。

そして、人との出会い「ご縁」に次に進む背中を押してもらったような気がします。

相談員として大切にしているのは、「聴くこと」。自分の長い人生経験から助言したくなる気持ちを抑え、耳を傾けます。苦しい思いを抱えている方、行き詰まりを感じている方もいらっしゃいますが、人生は思いがけない方向に進むことがあり、私自身それを、身を持って体験してきました。だからこそ、「あなたのこの経験もきっと次につながる」と信じて、寄り添う気持ちでお話を聴いています。

プライベートでは、40歳からダンスを始め、現在も週に3~4回ダンスレッスンに通っています。ヒップホップ、ストリートジャズ、ポップなど、子どもの頃からの憧れだったため、今この年齢になって出来る事がとてもうれしく楽しいです。

家族は夫と娘、息子の4人家族です。年間行事、四季のイベントを大事にしていています。もちろん紆余曲折ありましたが、今は子どもたちも独立し、夫と2人で晩酌を楽しむ日々を送っています。時間を合わせヨガや旅行にも出かけるようになりました。

普段はそれぞれの生活ですが、年に一度は家族4人集まって一緒に過ごす時間を作るようにしています。今年は10月に「おふみと行く還暦祝い旅行」と題して日光の方に久しぶりの家族旅行に行きました。

これまで私の歩んできた道は、決して一直線ではなかったけれど、どんな経験も「次につながる」と信じて進んできました。

今やっていることが今後につながるかは分からないですが、それでも何年後か先のある日、「あの時やってみてよかった」「あの時行っておいてよかった」「あの時勇気を出してよかった」と思えるように、伏線を張りながら次の伏線回収を楽しみにしています。

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