高知家の女性しごと応援室通信

「本好き」が高じて移住、仕事につながりました!相談者:Sさん(40代)

投稿日:

過去にいくつかの仕事を経験し、自分に合った仕事を模索してきたSさん。本を読むのが大好きで、充実した図書館のある町に終の棲家を構えたいと考え、高知市への移住を決めました。

引っ越して就職したものの、体調不良から退職。再就職先を探す中、高知家の女性しごと応援室を通じて「オーテピア高知図書館」に関連する清掃の仕事に出合いました。好きなモノへの思いが、働く喜びや生活の張り合いにつながっています。

移住の動機は、オーテピア高知図書館

――まず、高知に移住された経緯から教えてください。

Sさん 出身は九州で、広島県の専門学校を卒業した後、愛媛県で就職しました。最初の仕事は自分には向いていないと気づいて辞め、その後は愛媛と広島を行ったりきたりしながら職を転々としました。

高知に来る前は、愛媛の高齢者福祉施設の厨房で働いていましたが、労働条件があまりにも過酷で、施設自体の質の低さにも辟易して退職。これを機に、図書館が充実したまちに移住しようと考えました。私は本が大好きで、図書館のヘビーユーザーなのですが、愛媛の図書館は貸出冊数が少なく、物足りないと感じました。図書館が充実したまちに引っ越して、長く働ける仕事に就き、そこを安住の地にしたいと考えたのです。

調べてみると、高知県は人口10万人あたりの図書館数は3年連続ナンバーワンで、「オーテピア高知図書館」という四国で一番大きな図書館があるがあることがわかり、高知に移住することに決めました。

再就職に焦る中で探した相談先

――高知家の女性しごと応援室に相談するきっかけは?

Sさん 最初は介護施設で働いていました。2年ほど介護の仕事をしていましたが、ストレスから体調を崩し、退職しました。2カ月ほど休養しましたが、生活のためには働かなくてはいけません。ハローワークやインターネットで仕事を探し、いろいろチャレンジをしていたのですがなかなかうまくいかず‥‥‥。どこか相談できるところはないかと探したところ、インターネットネットで高知家の女性しごと応援室のことを知り、訪ねました。

山下由香(相談員) 1回目は、これまでの経緯とお仕事の経験などを伺いました。そして何よりも、オーテピアへの熱い思いを語っていただきました。まだお若いのに「終の棲家を見つけに来ました」とおっしゃって、そんな思いを持って移住して来られた方は初めてでした。

Sさん 老後の資金も貯めなくちゃいけないので、きちんとキャリアが積める仕事がいいなと思っていました。過去には、清掃、スーパーのレジ、保険会社、自動車の組み立て、居酒屋の厨房などいろいろな仕事をした経験や、ヘルパー2級の資格はあるものの、もう介護の仕事は無理だと思っていることなどお伝えしました。

山下 初回はそのようなご事情をしっかり伺って、2回目から一緒にお仕事を探しました。運転免許を持っていないので通勤に制約があり、自転車で通える範囲というところで探していきました。いろいろな職種を見て行く中で、「オーテピアの清掃(パート)」の求人がありました。初めて来られてから、2週間ほど経っていた頃です。

Sさん それを見て、「オーテピアで働けるかもしれない!」と、もうそれ一択になりました(笑)

確認すべきことは事前にしっかりと

――とてもタイミングよく希望のお仕事が見つかりましたね?

山下 たまたまの求人でした。求人開拓員の山﨑と情報共有し、以前からお世話になっている清掃会社の担当者様にSさんの思いを伝え、「フルタイムでの求人はないだろうか」と打診したところ、清掃の現場をいくつか組み合わせるという形で検討してくださることになりました。その後、会社訪問へと話が進みました。

Sさん それまでにもいくつかの会社を受けていたのですが、うまくいかなかったんです。清掃の会社も受けましたが、「ウチは体力勝負の現場が多いから男性じゃないとダメ」「報告書の作成をパソコンでやってもらうから、タッチタイピングができる人じゃないとダメ」などの理由で不採用になりました。少し自信をなくしていたので、自分一人だったら「無理だろうな」と諦めそうになったと思いますが、応援室のおかげで前に進むことができました。 

山下 求人票に記載されている雇用条件や仕事内容については、私や開拓員が細かく確認します。「パソコン操作ができる人」という条件があれば、求めているスキルはどの程度なのか、タッチタイピングが必要なのかどうかなど具体的に聞きます。面談の時に知らされて辞退したり、入社してから話が違ったりということがないよう、事前に情報をしっかり集めて見学や応募を検討しています。

――会社訪問にも行かれたのですね?

山下 清掃の現場を見ることはできませんでしたが、会社見学という形で本社に伺いました。Sさん、求人開拓員、私の3人で伺い、先方は副社長、専務、人事担当者の3人で対応してくださいました。Sさんのご事情を伝えた後、仕事の詳細や雇用条件について細かくお話を伺いました。

Sさん 収入面のことも尋ねてくださいました。現場の清掃スタッフはすべてパートで、オーテピアもパートの求人でした。けれど、「パートだとダブルワークをしないと経済的に厳しい」ということをお伝えしたところ、働く時間を考慮していただき、準社員として採用していただきました。いろいろな現場のサポート要員として清掃に入るので勤務時間が長く、残業も付くのでダブルワークをする必要はなくなりました。

ワークライフバランスも充実!

――高知での暮らし、仕事のやりがいはいかがですか?

Sさん 念願のオーテピアの清掃は、専任の方が決まるまでの間、短期で担当させてもらいました。うれしかったですね。その後は、複数の現場のサポートに回っていますが、現場ごとにベテランの先輩がいて、その方のやり方がその現場のルールなんです。現場によっては2人、3人とベテランがいらっしゃるので、掃除の仕方も2通り、3通り。それを覚えてその通りにやるのが大変ですが、みなさんプロ意識を持ってやっていらっしゃるので、尊重しながらやっています。

プライベートでは、オーテピアの徒歩圏に住んでいるので、図書館三昧です。一度に20冊本を借りることができるので、2週間ごとに20冊を借りて楽しんでいます。デジタル検索で、自分の好きな作家のまだ読んでいない本を探すことも簡単にできるので、楽しみは無限です。

お酒も好きなので、お酒も食べ物もおいしい高知がとても合っています。普段は簡素な食事で済ませ、時々パーッと飲みに行ってストレスを発散し、明日への鋭気を養っています。

――高知家の女性しごと応援室を利用された感想をお聞かせください。

Sさん 書類の書き方から言葉遣いなど、細かいことを丁寧に教えてくださって助かりました。会社訪問にも同行してもらえ、本当に心強かったです。履歴書も今はA4が主流であることや、記載内容の確認、面接の練習もしていただきました。質問には1分以内で答えるといいことや、質問の仕方、スーツや靴など服装のアドバイスも受けました。面接を受けるまで、やらなければいけないこと一つ一つのハードルがとても低くて、一人で動くよりもずっと安心でした。

また、「ここがダメでも次がある」という気持ちにもなれました。自分を応援してくれる人がいる、頼れる場所があるんだと思うと、悲観的にならず前向きになれました。

山下 女性しごと応援室の就労支援は、求職者本人が主体的に求職活動を行っていただくことが大前提です。ご自身が積極的に動いておられる中、こちらでもよい情報があれば提供します。Sさんは何があってもくじけず、積極的に動いてくださいました。

採用が決まった時にはSさん、求人開拓員、担当の私が「やったー!」と喜び合ったのを覚えています。

Sさん 求人情報誌やネットでがむしゃらに探していた時期もあったのですが、こちらに相談しなかったら違った方向に行ってしまったかもしれません。応援室のおかげで、自分で選択肢を狭めてしまうようことにならずに済んで、本当によかったと思っています。

イベントへのお申し込み

-高知家の女性しごと応援室通信

Copyright© 高知県で開催される女性の就職イベント情報 , 2026 All Rights Reserved.